こんにちは。不妊・流産・不育症経験者の やまだ ひまわりと申します。
この記事では、妊娠後期の不正出血で夜間診療を受けた体験について書いています。
5度の絨毛膜下血腫で出血、初期流産していたわたしは、ヘパリン自己注射のおかげで次男を出産することができました。
しかし、妊娠後期に1度だけ出血を経験しました。
結果は問題のない出血だったのですが、そのときの不安はもう半端なかったです。
妊娠8か月ではじめての不正出血
出血が起こったのは31週(8か月)の頃。「明日が産休前の最後の出勤日」という日の夕方でした。
会社から帰宅してトイレに行ったらピンクのおりものが…。
8か月までは、まったくと言っていいほど出血はなかったので、すっかり安心しきっていたわたしの脳裏に、過去の辛い経験がよみがえってきました。
(どうか…、これがなんでもない出血であってほしい…)
おりものシートに付くくらいの、たいした量ではなかったのですが、もう妊娠後期です。これが何かの予兆だったら大変…!と思って、用心のため夜間診療を受けることにしました。
夜間診療の受け方
妊娠すると、かかりつけ医から診療時間外に腹痛や出血があった場合の連絡先などを渡されることも多いと思います。
わたしの場合、妊婦検診を受けているクリニックは入院施設がなく夜は人がいないので、グループ施設の本院に電話することになりました。
電話で、いまの状況(妊娠週数、出血の有無、腹痛の有無)などを伝えた結果、「いまから来てください」という話になりました。
もし、いまが妊娠初期なら、「自宅で様子をみて翌日の診療時間内に受診してください」というレベルの出血量でした。でも、すでに妊娠後期だったからか、出血で夜間に受診したのはこれがはじめてのケースでした。
夜間診療でノンストレステスト(NST)を受ける
夜間診療では、内診とノンストレステスト(NST)を受けました。
ノンストレステスト(NST)は30分くらいベッドに横になって行います。
ノンストレステスト(NST)とは、Non Stress Testの略で陣痛などのストレスが無い状態で行われる検査のことです。
mamari【医療監修】ノンストレステスト(NST)とは?目的や方法、グラフの見方を紹介
胎児の心拍数や母体の子宮の収縮具合が波形状に表示される分娩監視装置を用いて行われ、胎児が元気であるかどうかを確認する目的があります。
NSTは赤ちゃんが寝ているとうまく計測できないようで、予定より検査が長引きましたが、結果、異常はありませんでした。
内診時には出血の徴候はみられず、結局どこが出血したのかは分かりませんでした。
問題のある出血ではないだろうということでしたが、医師からは「自覚症状あるうちは安静に」といわれました。
夜間診療での会計方法
会計が閉まっている時間帯だったので、預り金として5000円を支払い、後日、診療時間内に再度訪問して清算してくださいと言われました。
後日清算すると、この日の診察は妊婦検診ではなく保険診療だったので、いくらかお金が返ってきました。
出血の原因は動きすぎ?
夜間診療で、「なにか、いつもと違う行動した?」と聞かれたので、自分の行動を振り返ってみました。
「いつもより多めに働いたかも…汗」
翌日が最終出社日だったわたしは、仕事の整理に追われて、いつもより長く働いてしまいました。体調がよかったこともあり、30分早く出社し、1時間遅く退社(もともとが時短勤務だったので、17時までですが)。
3時頃に職場のトイレへ行ったとき出血はみられなかったので、その後の行動…時間に追われてバタバタと職場を出て、長男のお迎えがギリギリだったため早足で移動したことが気になりました。
ヘパリン注射を打っていると出血しやすくなるので、積極的な運動は避けるよう言われていました。
日頃から「2度と出血は起こすまい」と、できるだけゆったり、ゆっくり、慎重に生活してきたのに、あと少しで産休という安心感で油断してしまいました。
本当のところの出血原因は推測の域を出ませんが、「もしかしてあのときのアレが原因?」と、後悔するような行動は起こさないに限ります。
最終出社日は自宅で安静に…
出血がおしるし的なものであれば、それほど心配はしなくていいのかもしれませんが、過去に散々出血で悩んだ不育症妊婦としては、出産まではいかなる出血も阻止せねばという思い。
(もう、これ以上の出血だけは避けたい。今回の妊娠がダメになってしまったら次はない…。)
そう強く思ったので、最終出社の予定だった翌日の出勤は控えることにしました。
あと1日だったのに、情けない…。でも背に腹は代えられない。
たった1日の過ごし方で、一生後悔するようなことだけは止めなければ…。
次の診察日まで、できるだけ安静に過ごすことにしました。
4日後の定期妊婦検診で、胎児のエコーや心拍を確認して異常がないと分かり、やっと安心できました。
参考
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