不妊治療が辛くなったら、望める環境に感謝してみる

メンタルケア
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どんどん溜まる辛い気持ち

不妊治療で望む結果がなかなか得られないと、悲しみ、不安、焦り、苛立ち、絶望…。
いろいろなマイナス感情で心をいっぱいにしてしまいます。

治療中は、なにかと待つ時間が多いので(採卵待ち、移植待ち、判定待ち…)、不安に掻き立てられて、じっとしていられず、つい、いろいろ検索してしまうのですが、得られた情報を読んで、(安心どころか)ますます不安になってしまうことも。

いっそのこと、治療なんてやめてしまったほうが楽になれるんじゃないか…。

でも、いまやめたら、きっと「あのとき続けていれば授かったかも…」って後悔する…。

悩んで悩んで、気付けばどんどん気持ちが落ち込んで、辛い気持ちが溜まっていくようなことはしょっちゅうでした。

どうして、そうなってしまうのでしょうか?

どうやら、人の心というものは、放っておくとネガティブな方向へ傾いてしまう習性があるようなのです。

だから、意識的にポジティブに持っていくという作業がとても大切です。

<不安との付き合い方は、こちらでも解説しています>

望める環境に感謝してみる

ゴールの見えない不妊治療の辛さから抜け出せなかったときに、わたしが意識的に行ったことは、望める環境に感謝してみることです。

「子どもができなくて辛い。治療が辛い。でもまだ諦められない…」

それは、裏を返せば、いまはまだ、
「諦める理由がない」
ということだと思いました。

いまは、我が子を望めるだけの健康な体がある。
仕事を調整して、なんとか通院できる時間もある。
家族の収入から出せる治療費もある。

少なくともこの3つがあるから、わたしは不妊治療を続けることができています。

望める環境が整っている=諦める理由がない

だから、いま、わたしは不妊治療を受けられるんだ。

そう再確認してみました。

冷静になって考えてみると、
「諦める理由がない=断念せざるをえない理由がない」
というのは、実はとても有難いことだと思いました。

――チャレンジできることは、当たり前のことではない。

不妊治療にどっぷり浸かっているとゴールばかり見ているから、ついその感覚を忘れてしまいます。

「朝」に感謝するところからやってみる

個々人で事情に差はあれど、不妊治療は誰にやらされているわけでもない、基本的には自らが望んでやっていることです。

しかしながら、努力すれば望みが叶うわけでもなく、希望とは反対に結果がでない状況が続くこともあります。

かといって、「じゃあ、やめた」というわけにも、なかなかいきません。

気持ちが納得していなければ、やめたところで辛さは消えないから。

こうやって、
もともと「前向きな挑戦」として受けているはずの不妊治療が、いつの間にか「ネガティブな要因」になってしまうのです。

そこを、改めて、
「自分は前向きな挑戦として不妊治療を受けているんだ」
と思考をポジティブにシフトしてみる。

これは、「授かりたい」と先へ先へと急いでしまう気持ちを、いまに向け直す作業でもあります。

「まだないもの」を見ようとするから焦りや不安が出てくる。

ほかの記事でも何度も繰り返していますが、
辛いときに有効なのは、いまの生活から感謝できるポイントを探してみること。

シンプルですが、結局この点に尽きると思っています。

一度、頭をからっぽにしてみると(これが難しいのですが)、
毎日やってくる清々しい朝でさえ感謝でしかありません。

どんなに辛い日々を送っていても、こうやって毎日変わらず朝がやってくる。

だから前に進めます。

朝に感謝できる気持ちがわいてきたら、ネガティブモードから、既に一歩抜け出すことができていると思います。

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