こんにちは。不妊・流産・不育症経験者の やまだ ひまわりと申します。
わたしのブログでは、望まぬ現実(不妊・流産…)に直面したときに、いかに心おだやかに過ごすかを実体験をもとに書いています。
不妊治療中のモチベーション維持や、気持ちの浮き沈みへの対処に悩む方は多いと思います。
そんなときは、この本がメンタルのケアに役に立ちそうです。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
このブログでは、「エッセンシャル思考」が、不妊治療を乗り越えるためにどう有効なのかをまとめました。
エッセンシャル思考とは?
エッセンシャル思考とはなにか?
この本の序文から引用します。
この本は、仕事で成果を出すための考え方として「エッセンシャル思考」を紹介しているわけですが、妊活中、不妊治療中のモチベーション維持にも役に立つと思うのです。
「やらなければ」ではなく「やると決める」
不妊治療がうまくいかないと、「なんでわたしだけこんな辛いめに…」と思ったり、夫婦間での考え方の違いや気持ちの温度差に、「どうしてあの人は協力的じゃないんだろう…」と不満が募ることもあります。
そんなときは一呼吸置きましょう。
まず、不妊治療は必ず「やらなければ」ならないことではありません
もっと言えば、子どもを生むことも必ず「やらなければ」ならないことではありません
それでも、わたしたちは子どもを授かりたいと思って行動することを選びました。
そこには、自分の意志や決意が(たとえ意識していなかったとしても)あったはずです。
授からない日々を長くすごしていると、いつの間にか、当初の意志や決意が当たり前のこととなって、
周りと自分を比較したり、人から言われることに動揺されたり、相手に求めたりし過ぎてしまうことがあります。
何かをやり遂げようとするときは、「自分でやると決めてやっていることなんだ」と思い直すことが大切です。しんどいですけど。
一方で、「いつでもやめてもいいんだ」という気楽さを持つことも長期戦の不妊治療にとっては大切です。
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
「妊娠のためにはコレがいい」という情報が本当に多いです。
探せば探しただけ出てきます。
そうすると、何がいいのか、どの情報を選べばいいのか分からなくなってしまいます。
でも本当は、妊活のために大事なコトって、ほんの少しなんですよね。
わたしが自分の体験から思う、妊活、不妊治療においての大事なことは、
心おだやかにリラックスして過ごすこと
そして、もうひとつは、
標準的な健康に近づくこと
“心おだやかにリラックスして過ごすこと”が不妊治療中には難しいですし、現代社会では“標準的に健康に近づくこと”も人によっては難しいこともあります。
でも、少なくともこれらを得るために高額な商品が必要だということは、わたしはないと感じています。
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」
これも、上の話と似ていますが、
「あれもこれもやらないと…全部できていないと妊娠できないんじゃ…」
「あれもできていない、これもできていない、だからわたしは妊娠できない…」
そんな心境になってしまうことはありませんか?
それも大丈夫。全部やろうとすると苦しいだけです。
何だってできるけど、何をやるか、何を取り入れるかは自分で決める
一度取り入れたものでも、飽きてしまったり、続けにくかったりしたら変えてもいい。
我慢して続けて気持ちが停滞するより、うまく気分を変えながらいるほうが心は軽やかでいられると思います。
全部できなくても大丈夫。
続かなくても大丈夫。
不完全でも大丈夫。
前に進んでいるから、それで大丈夫なんです。
まとめ:長期戦の不妊治療。大切なことは意外と少ない
一旦、不妊治療をはじめると、入手する情報はどんどん増えるし、妊娠によいといわれる様々なことにトライして試行錯誤します。
そんな状態が長期化すると、今度は
「わたしは、アレをやっていないから妊娠できないのかも…」とか
「みんなは頑張っているのに…、わたしは全然できてない…」などと、
自分の足りていない部分ばかりに目がいき(本当は足りているのに)、
自分を責め、不全感でいっぱいになってしまうことがあります。
でも、治療を終えたいま振り返ると、大切だったことは意外と少なかったなとシンプルに思います。
そして、長期戦の不妊治療を乗り切るためにいちばん大切だったことは、モチベーションの維持…気持ちをいかに保ち続けるかでした。
そんなとき、今回のようなビジネスシーン向けの本が、意外と参考になることがわかりました。
新しい考え方や視点に触れることは、凝り固まってしまった頭を柔らかくしたり、気分を変えてくれ、うまくいけば心を前向きにしてくれることもあります。もちろん働くうえでも役に立つので、ぜひ読んでみてください。
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