長く不妊治療を続けていると、どうしてもやる気がでないときってありますよね。
そんなときはどうしたらいいのか、考えてみました。
流産のショックで思考が停止
わたしが究極にやる気を失ったのは、4回目の流産のあとです。
(この時期の話が多くて申し訳ないです。。でも、それだけいろいろなことを考えさせられた時期でした)
4回目は、不育症治療のバファリンを服用しながらの妊娠で、「さすがに4度はないだろう」と思っていました。
それなのに出血がはじまり、かなり落ち込みました。
「安静を守ればきっと大丈夫…」と約1ヵ月間辛抱するも、10週で稽留流産。
天から地にズトンと突き落とされた感じでした。
「なんで…!どうして…!」
不育症対策に薬も飲んで、体質改善のために漢方薬もはじめて、しっかり安静にしていたのに、なんで育ってくれないのか…。
あまりのショックに思考が停止しました。
「何もしたくない」と思ったら、何もしない期間にする
もう、何もしたくないと思いました。
実際には、長男(4歳)の世話もあったし、掻爬手術(そうはしゅじゅつ)から1週間で職場復帰したので、自分の自由に一日を過ごすわけにもいきませんでした。(結果的には、強制的に日常に戻らされたことはよかったように思います)
ただ、不妊治療と、日々の生活に取り入れていた妊活に関してはポカーンと穴があいたような状態でした。
「とにかく何にもするのやめよう」
不育症の病院も初診2ヵ月待ち。
その結果がでるまでの3ヵ月くらいは何もしない。
完全休みにしました。
アルコールもコーヒーも解禁、温泉にも行ってリフレッシュもしました。
妊活脳を使わずにボーっとして過ごしました。
脱力って大事なんだ
あとになって、「この脱力は必要だったんだ」と思いました。
そう、脱力。
ピンと張っていたゴムが弾けて、だら~んとゆるまるように、体の力を全部ぬく。
この「ゆるまる期間」は決して無駄な時間ではありませんでした。
ゴムはゆるまることができなかったら、やがて切れてしまいます。
本当は、ずっとゆるまっている状態のほうが赤ちゃんが来てくれるんじゃない?とさえも思います。
なぜなら、そもそも妊娠に向けては「頑張る」という感覚自体がそぐわないのでは?と思うからです。
それなのについ、いろいろな「こうすべき」を自分に課して、自ら緊張した状態を作ってしまうんですよね。
わたしは特にそうで「チャンスがあるなら1周期も逃したくない…」といつも先を焦っていたので、脱力が苦手でした。
「そんなに緊張していたら、カラダに備わっているチカラが発揮できなくなっちゃうよ」と当時の自分に声をかけてあげたいくらいです。
もし、いま落ち込んでいる、妊活、不妊治療を頑張る気力がなくなってしまった方がいたら、きっと、いまはそのままで大丈夫です。
きっと心の休養が必要なんだと思います。
「これをやるのは負担だな…」と思うこと休んでみると、なんともいえない解放感を味わえます。
そして「いまの自分、ちょっと力が抜けてるな」と思えたら成功。
わたしは、この脱力期間があったおかげで、また次の治療に向き合うことができました。
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