遺伝子にはスイッチがある
これは本で読んだ話なのですが、人間の体には32億の遺伝子があって、それぞれの遺伝子にはスイッチがあるそうです。
だから、不安や悲しみのスイッチをOFFにして、楽しい気分のスイッチをONにしましょうと。(たしかこんな感じの内容でした。間違って記憶していたらごめんなさい…)
なかなか授かれないことを悲観的に思っていた時期にこの記事を読んで、
「わたしはいま、この悲しみのスイッチがオンになった状態なんだろな」
と思いました。
それなら、スイッチをオフにしてみよう。
と、頭の中でイメージしてみました。
パチン、パチン、パチン、スイッチを切るようなイメージで…。
すると、なんとなく悲しむことを休憩しているような感覚を得ることができました。
悲しんだり、落ち込んだりって、心のエネルギーを消耗するようで、地味に疲れます。
それを休めたような…。
イメージは心に影響を与えるんだなと思いました。
少し話はそれますが、
以前「この世の中は物質とエネルギーでできている」
という説を本で読んで妙に納得したことがあります。
それ以来、人の考えることも何らかのエネルギーを発しているんじゃないかと思うようになりました。
だから、人の考えやイメージは、自分達が思っている以上に体に作用するんじゃないかと思います。
ほかにも、体の悪いところに薬の成分が流れ出し浸透していくイメージを持つことで良くなるというイメージ療法の話を聞いたことがあります。
「悲しみスイッチをオフにする」
というのもイメージしやすいです。
こうして意識的に気分を切り替えるようにして、一瞬でも、自分から負の感情を追い出すと、その間にプラスのエネルギーが流入してくる感じがしました。
悲しみスイッチが入ったときはどうする?
それでも、完全に悲しい気持ちが消えてしまうことってないものです。
波のように定期的にがやってきます。
「授からない」悲しみの波が。
「スイッチはいったな」って自分でわかります。
もう一度スイッチオフできればそれでよちのですが、そう上手く気分を切り替えられないことだってあります。
そんなときは、無理しても余計に辛いので、その気持ちを受けとめることにしました。
「私は子どもが欲しいと思ってるんだ。だから、いま、こんな気持ちになってしまうのは仕方がない。私は家族が大切で、そこに生きる幸せを感じる人なんだな。この気持ちは大切にしよう」
悲しい気持ちの中から、自分の望みを再確認しました。
流産したときにも思いましたが、悲しみは「乗り越えないと」という感覚でいると、海の向こうからやってくる波に立ち向かわなければならないようで、やられてしまいそうです。
大きな悲しみの波には、ちっぽけなわたしの心は太刀打ちできません。
「だったら、一旦、波に飲み込まれてしまおう」
そうしているうちに波はやがて戻っていきます。
悲しみの波は、やり過ごすことも自分を守る1つの手段です。
スイッチが切れるまで。
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