こんにちは。不妊・流産・不育症経験者の やまだ ひまわりと申します。
わたしのブログでは、望まぬ現実(不妊・流産…)に直面したときに、いかに心おだやかに過ごすかを実体験をもとに書いています。
先日、こちらの記事で、
「不妊治療のモチベーションを維持するために『エッセンシャル思考』が役に立つ」と書いたばかりなのですが、
まったく反対の知見が耳に入ってきました。
そもそも、何かを成し遂げたい時にモチベーションに頼るな!という話です。
モチベーションってなに?
モチベーションとは、何かを成し遂げようとする意欲、やる気のこと。
仕事でもダイエットでも、目標を立てたときはやる気に満ちているものですが、日に日にその気持ちは売るれてしまい続かないことがあります。
「結局、モチベーションが続かなくて…」
そんな経験、誰しも一度や二度はありますよね。
しかし、「モチベーションが続かないから達成できない」という考え方自体が、物事を達成できない原因だというのです。
「目標を達成するために“モチベーション”“やる気”はいらない」と、ビジネスコンサルタントの星 渉さんは言います。
モチベーションなんていう不安定なものに頼るから実現できないのだと。
モチベーションより大切なこと
星さんの言葉を借りると、何か行動したり、目標を成し遂げたりするのに「モチベーション」「やる気」に頼ろうとしている時点で、その人は望む成果を残すことはできないといいます。
モチベーションが上がると物事は進むかもしれませんが、「上がる」ものは「下がる」わけですよね。
では、目標達成に必要なことは何かというと、行動です。
結局のところ、モチベーションがあろうがなかろうが、やる気があろうがなかろうが、行動をとるかとらないかのほうが人生に影響するということです。
そして、行動を確実にするために有効なのが、行動を続けるためのルール作りや習慣化です。やるかやらないかに、いちいち意思確認を持ち込まないようにしてしまうのです。
前のブログで『エッセンシャル思考』の3つのポイントをご紹介しました。
これも、つまりは行動をどう選択するかということになります。
不妊治療にモチベーションは必要?
さて、話を不妊治療に戻します。
不妊治療は、なかなか成果がでなかったり、先が見えない日々が続いたり、不確定要素があまりにも多すぎます。
期待・不安・絶望が順繰りにやってくる心境はジェットコースターにも例えられ、そのなかで、やる気やモチベーションを保ち続けるのは、なかなか難しことです。
そんな気持ちの浮き沈みや、モチベーションを上げられない自分を責めたこと、ありませんか?
そして、さらに落ち込んでしまうこと、ありませんか?
でも、もうそのことで悩む必要はないのです。気持ちが浮いたり沈んだりしたっていいんです。
もう、モチベーションを上げようなんて、思わなくていいんだ!
と思えると、ひとつ肩の荷が下りたような気になりませんか?精神的にかなり楽になりませんか?
行動すれば必ず叶うわけでもないのが不妊治療ですが、行動しなければ何も始まらないのも不妊治療です。継続だけが、願いを叶えるための妙手です。
継続することが辛くならないよう、肩の荷を下ろすことはとても大切だと思うのです。
他人の妊活ブログと自分を比べて、「わたしはこんなに頑張れない…」と落ち込む必要もありません。
やる気やモチベーションに振り回されることがなくなれば、その分、心の消耗も防ぐことができます。
それは、不妊治療においてとても有意義なことだと思います。
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