もしかして不育症?流産から不育症が分かるまで

不育症
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不育症に話をしぼって体験をまとめてみました。
過去の記事と重複する内容もありますがご了承くださいm(__)m

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もしかして不育症?

不育症を疑ったのは、3回目の流産の後

はじめの流産

顕微授精で授かった長男の妊娠生活はいたって順調で、出血さえありませんでした。

ところが、38歳で不妊治療を再開したところ、凍結してあった胚移植で妊娠するも、心拍確認後の10週で流産してしまいます。

このときは、悲しみながらも
「たまたま流産してしまったんだ…」
と深刻には考えていませんでした。

2回目の流産

そして流産の後、治療を休んでいる間に思いがけず妊娠。

しかし喜びも束の間、8週で稽留流産します。

そのときもまだ、
「もう38歳だし、流産が続くこともあるよね…」
と思っていました。

3回目の流産

そして、顕微授精を再開するか悩みながらいたところ…まさかの妊娠。

長男を顕微授精で妊娠しているわたしがです。

「もう、不妊治療もいらなくなった??」

と驚きながらも喜んでいたところ、今度は心拍確認前の 6~7週で流産となります。

やっと、
「これは、何かあるのでは…」
と思いました。

いま振り返ると、
「2回目の流産で危機感持っていれば…!」
と思うのですが、

当時は
「1人産んで不育症ってことは、ないよね…」
という気持ちの方が強く、

行動を起こすのが遅くなってしまいました。

(実際は出産経験があっても不育症である場合があります)

不育症の検査を受ける

不育症の血液検査

このときすぐに不育症の病院に行くことを決めていれば、わたしの流産回数は、1回減っていたかもしれません。

しかし、当時は余念があり過ぎました。

「1人産んだし、やっぱり流産はたまたまでは…?」という認めたくない気持ち。

「働きながらもう1つ病院に通うなんてできる…?」という不安。

「このこと(妊活+不妊+不育症)にどこまでお金を使うべき…?」という迷い。

そのうえ、紹介された不育症の病院は「初診2ヵ月待ち」という噂。

すぐに行動する気になれませんでした。

そしたら、主治医から、
「血液検査ならうちでも出来るよ」
と言われたので、通っていた不妊クリニックで血液検査をしてみることにしたのです。

プロテインS欠乏という血液凝固異常

血液検査の結果はプロテインS欠乏。

血液凝固異常のひとつです。

プロテインSという血栓を予防する物質が少ないと血が固まりやすくなり、流産の原因になるといわれています。

低用量アスピリン療法とは

この症状を防ぐための治療が低用量アスピリン療法です。

解熱鎮痛剤として使われるものより低用量のバファリン錠やバイアスピリン錠を服用することで血栓を予防して血を固まりにくくします。

服用は妊娠が分かる前(高温期の中間や胚移植日)からはじめます。

不育症の治療がはじまる。しかし…

バファリンを飲みながら4回目の流産

不育症の治療をしようにも、妊娠しないことにははじまらないのが、不妊&不育症をダブルで抱える患者の辛いところです。

でも幸いなことに、血液検査から約1年後に、顕微授精で待ちに待った陽性反応がでました。

が、しかし、また10週で稽留流産してしまいます。

5週頃から出血がはじまり、今までと同じように絨毛膜下血腫ができてしまいました。

それでも1ヵ月ほど自宅安静にすることで血腫は徐々に小さくなっていきました。

「バファリンを飲んでいるから、安静にしていればきっと大丈夫…!」

とかなり期待していたのですが…。

安静解除目前の診察で心拍が停止…。

バファリンでも流産は防げなかったのか…?

胎児の染色体異常で仕方がなかったのか…?

謎が深まるばかりで、これ以上、何に気を付ければよいのか全く分からない状態…。

「不育症の権威に診てもらうしかない…!」

やっと決意したのでした。

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