いま、できることをやるしかない
流産、死産の不安と隣り合わせで過ごす、不育症患者のマタニティライフ。
でも、不安がっていても何もはじまりません。
いま、できることをやるしかないと思いました。
感染症に気を付ける
まずは、基本的な健康管理をしっからりしないと、というところで、風邪をひかないように、うがい、手洗いなど、いつもより意識して行いました。
注射、薬を忘れない
赤ちゃんの心拍が止まってしまわないか…
その不安を打ち消す具体的な方法はこれしかない。
慣れてくると、うっかり忘れることも起こりがちなので、初心を忘れず。
冷やさない
わたしの不育症の原因は血液凝固異常。
以前、漢方薬局でも血流を指摘されたことがあったので、少しでも子宮の血の巡りが良くなるように、腹巻き、足首ウォーマーを着用して、湯船にも浸かるようにしました。
ギリギリまで頑張らない、 疲れるまえに休む
過去に流産したとき、「まだ大丈夫…」とギリギリまで働き続けた苦い経験があるので、今回、それだけはやめようと決意。
- 仕事はいつもの8割くらいで
- 疲れる前に休む
- 意気込まない
- 時間外に働かない、考えない
いまだけは、周りに遠慮しないで自分優先を許すようにしました。
ストレスを避ける
これも、主に仕事に関係しています。
断るのが苦手な性格で、つい引き受けてしまい自分で負担を増やしてしまうことも。
喜んで働ければいいのですが、「妊娠して大事にしたいのに…」という不満が残るとストレスに。
これも、いまだけはやめようと決意しました。
動きすぎない
ヘパリン注射を打っていて出血しやすい傾向にあったので、動きすぎに注意しました。
特に意識したのは、
- 長時間の買い物
- 電車に遅れそうになって走る
- 階段の上り下り
日常生活のなかで、いつの間にか動きすぎにつながりそうな場面について気を付けました。
健康な妊婦さんなら安定期からは運動もOKですが、わたしは運動しませんでした。
臨月になって、赤ちゃんがなかなか降りてこなかったので、そこではじめてウォーキングをはじめました。
心配しない
流産しないか、障害はないかなど、心配はつきません。
でも、わたしが考えてもどうにもならないことでもあります。
心配や不安に気持ちが傾かないように、気持ちを保つように心がけました。
- たくさん笑う
- 今を楽しむ
- あまり考えない
- 期待しない
これは妊活中にもやっていたことで、こちらの記事で、もう少し詳しくまとめています。
心も体もゆるめて、ゆったりと
妊娠前のある時期、なかなか仕事に対するモチベーションがあがらないことがありました。
特別な理由もないのに、あまりやる気がしない。
そしたら次男を妊娠。
「あの時期のやる気のなさがよかったのかも」と後になって思いました。
仕事モードの時、心は緊張モード。
授かるには向かない心の状態なのかもしれない。
心がゆるまっていたのが、よかったのかもしれない。
だから、妊娠してからも“ゆるめる”を意識しました。
流産や障害を心配して、つい緊張モードに傾きますが、心配しすぎはリラックスできなくなります。
ゆるめる。
ゆるめる。
それがいちばんの薬。
心の声、体の声に耳を澄ませて、ゆったり過ごすことを心がけました。
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