バファリンで防げなかった流産。ヘパリン導入が決まるまで

不育症
Photo by カメラ兄さん(photoAC)

不育症(血液凝固異常)の疑いが分かり、低用量アスピリン療法(バファリン服用)の継続が決まるなか、再開した不妊治療で陽性反応が!

不育症治療の行方は…。

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バファリン飲んでも流産

治療再開後、まもなく妊娠

不育症の病院での検査結果が分かり、次の妊娠にむけて治療の準備が整いました。

幸いなことに、治療を再開して最初の凍結胚移植で陽性反応がでました。

不妊治療は必要だけど、妊娠までたどり着けることは、この日々のなかで本当に救いでした。

バファリンは、胚移植の前から服用をはじめていました。

バファリンを飲んでも流産に

いつもなら5週あたりから不正出血がはじまるのですが、このときはそんな気配もなく、「薬が効いてる…!」と、いつになく前向きになれた妊娠初期。

しかし、その日はやってきました。

妊娠8週のある朝に、出血してしまうのでした。

診察してもらうと絨毛膜下血腫ができていました。

人生5回目の切迫流産は、1週間後に5回目の流産となってしまいました。

不育症検査「夫婦染色体検査」を受ける

わたしはもう一度、不育症の病院に行くことになりました。

まだやっていない検査「夫婦染色体検査」を受けて、別のリスク要因がないか調べるためです。

夫婦染色体検査とは

夫婦の染色体のどこかに構造的な異常があると流産が増加することが知られており、それを調べる検査です。

仮に染色体異常があった場合は、着床前診断で流産につながる異常がないかを調べて子宮に戻すという選択肢もあります。

ちなみに、遺伝子情報は個人情報であるという考えから、夫婦染色体検査は、検査を受けることのメリットとデメリットをよく理解してから受けることが推奨されています。

わたしたちは、
「どこに流産の原因があるのか真実を知りたい」と思っていたので、受けることにしました。

夫婦染色体検査の方法

染色体の検査は血液検査なので、診察で行うのは夫婦それぞれの採血だけです。

夫婦染色体検査の費用

流産のために検査を要する場合は保険が適用され、夫婦で2万円程度でした。

ヘパリン注射導入へ

夫婦染色体検査の結果、異常は認められませんでした。

新たな流産の原因も認められず、胎児側の染色体異常も不明(検査していないので)。

次にできることとして、血液凝固を防ぐ治療法の追加=ヘパリン注射を打つことになりました。

(不育症の世界でもステップアップというのでしょうか…?)

***

考えてみれば当たり前のことなのですが、不育症の治療に効果があったかどうかを知るためには、妊娠して試すしかないんですよね。

現実は厳しいな…。

でも、まだ出来ることがある…。

希望は捨てずに済みました。

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