夫婦染色体検査を受ける ~体験記その9~

わたしの体験
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不育症の原因。夫婦染色体異常とは?

5回目の流産の後、不育症の主治医に今回の経緯をメールをしたところ、すぐに返信をいただきました。

先生「まだやっていない染色体の検査をやってみますか?」

*染色体検査
染色体異常がないか血液検査で調べるもの。夫婦のどちらかに転座という染色体異常があると、妊娠した際に流産しやすくなる。これは、胎児の染色体異常とは全く別のはなし。

ちなみに仮に染色体異常が見つかったとしても、それに対して治療法があるわけではありません。
(着床前診断で異常のないものを子宮に戻す方法がありますが、それで100%流産を防げるわけではない)

それでも、バファリンで流産を防ぐことができなかったいま、少しでも真実がわかるならと、さっそく検査の予約をいれました。

夫婦染色体検査では何をする?費用は?

染色体検査は本来高額なのですが、流産のために検査を要する場合は保険適用となり夫婦で2万円程度で済みました。(それでも高いですが、初診の血液検査に比べれば…)

検査に必要なのは採血だけ。後日、結果を聞きに再び病院を訪れました。

異常なしでした。

仮に異常があったとしたら、これまでに繰り返した流産の要因の一つと考えられました。
しかし異常がないとなると、ある意味原因不明ということにもなり…。
次回からは治療をステップアップして、ヘパリン注射も取り入れるという方針になりました。

はじめて顕微授精をすることになったとき、「まさか自分がここまですることになるとは…」と驚いたのと同じく、「まさかヘパリン注射することになるとは…」と驚きました。

でもそれは「まだできることが残っている」ということ。流産を繰り返す辛さのなかで大きな希望です。

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