『かみさまは小学5年生』に学ぶ流産の受け止め方

かみさまは小学生5年生 流産・切迫流産

すみれちゃんという、不思議な力を持つ女の子の書いた本『かみさまは小学5年生』を読みました。

本を知ったきっかけは、新聞の広告でした。

5回の流産の末に次男を授かり、そのことに医学だけでは説明のつかない、不思議な縁を感じていたわたしは、この本を読みたいと思い手に取ってみました。

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すみれちゃんは、どんな女の子?

すみれちゃんは、かみさまや天使さん、お腹の中の赤ちゃんとお話ができます。

この世に生まれてくる前は、上から2番目にえらいかみさまをやっていたそうです。

また、胎内記憶があり、お母さんのお腹の中にいたときのこと、生まれる瞬間のことなどを覚えているそうです。

「それ、本当??」

と思うくらいびっくりする話もありますが、わざわざ作り話をする必要もないだろうし、興味深く読みました。

赤ちゃんは、お母さんを選んで生まれてくる

いちばん興味深かったのは、「赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくる」という話。

「このお母さんのところに行きたい」と言ったら、1番えらいかみさまが許可を出してくれて、赤ちゃんは地球に生まれてくるそうです。

本当は、魂のまま(生まれる前は魂)のほうが楽なんだけど、経験値を上げるために地球に生まれてくるのだとか。

だから地球は人気なんだって。

そして、生まれた赤ちゃんが最初にやることは、「お母さんを喜ばせること」「お母さんを笑顔にすること」。

どうして流産が起こるのか?

ではなぜ、流産という、お母さんを悲しませることが起こってしまうのでしょうか?

すみれちゃんが言うには、お母さんに経験を与えるためだそうです。

本当にやりたいことに気付くには、試練も必要。

悲しむことは、生きるためには大事。

それに、流産して悲しんでいる赤ちゃんはいない。

みんな「地球を見れてうれしかった♪」って帰っていく。

だそうです。

悲しいけど、悲しまなくていい

この本を読んで、「地球上では楽しいことばかり起こっているわけではない、辛いことも必要だから起こるんだ」ということに納得できると、流産も受け入れられる気がしました。

流産には100%悲しみしかないことには変わりないけど、それが与えられた経験なら受け止める他ない…。

わたしは、納得できる流産の理由をずっと求め続けてきたところがありますが、その気持ちが少し落ち着きました。

何より安心したのは、「生んであげられなかった…」という罪悪感を抱えたりしなくていいってこと。

どんな命も、やり遂げたから亡くなるのだと。偶然ではなく全部必然。

「悲しまなくていいんだよ」と言われた気がして心が楽になりました。

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