不育症の検査や治療には、どれくらいお金がかかるのでしょうか?
わたしのケースをまとめてみました。
不育症の検査・治療は保険適用外のものがある
不育症の検査や治療には、保険が適用されるものと、されないものがあります。
保険が適用される不育症の検査、されない検査
わたしの医療費明細書を見てみると、保険が適用されたのは、一部の血液検査や夫婦染色体検査などでした。
流産の原因としてエビデンスレベルの高い検査項目には保険が適用されるようです。
ただし、実際には保険適用範囲のみで流産の原因を特定するには項目が少な過ぎるため、自費検査が追加されています。
わたしが検査でひっかかったプロテインS活性や抗第Ⅻ因子抗体などは自費検査。
この辺りが原因の人も多いと思うのですが、まだまだ研究の過程ということでしょうか。
不育症の治療の保険適用は?
わたしは血液凝固異常に用いられる錠剤バファリン(バイアスピリン)とヘパリン注射の2つを使用しましたが、基本的にどちらも保険適用外でした。
どうも治療に関しては、同じ治療方法であっても、その人の不育症の原因が何かによあって、保険が効くか効かないかが変わってくるようです。
その原因に対する治療としてエビデンスが確立されているものについては保険対象となります。
わたしの場合、「血液凝固異常っぽいけど、果たして本当に不育症なのか?」というくらい検査結果が微妙で、でも流産を繰り返すのでヘパリン注射を追加しました。だから自費?
ヘパリン注射は1ヶ月に3万円位かかります。お財布痛いよ…。
バファリンは自費でも、それほど高くないんですよね。
当時は、1錠で51円。
そいうはいっても、35週まで1日1錠飲むわけだから、積み上げれば結構な金額ですが…。
不育症の検査・治療にかかった費用
不育症の病院に通いはじてめから、出産までにかかった検査、治療の費用をざっくりと計算してみました。
不育症の検査費
初診で受けた検査(超音波検査、血液検査)が約8万円。
後日受けた夫婦染色体検査が約2万円。
合わせて10万円弱でした。
初診の一部も夫婦染色体検査も保険が適用されているのですが、それでも日常的に支払う医療費と比べると、そうとう高いです。
不育症の治療費
バファリン 1日1錠 を35週まで服用。
ヘパリン注射は 5週頃から分娩前日まで打ちました。
それらに、不育症の病院の診察費などすべて合わせると38万円くらいでした。
不育症の助成金
地方自治体(県や市町村)で、不育症治療の助成を行っているところがあります。
わたしの住む市では、1回の治療期間に対して、かかった費用の半分を負担してくれました。
対象となるのは保険が適用されなかった治療のみです。
わたしの場合、治療はほとんど自費だったので、かかった費用の約半分(18万円位)がごっそり戻ってきました。(不思議なもので、はじめから差し引かれるより、1度払ったものが戻ってくる方が嬉しさ倍増です^^)
助成事業を行っている自治体に住まれている方は使わない手はありません。
ぜひ自分の住む県や市町村の情報をチェックしてみてください。
参考
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