こんにちは。不妊・流産・不育症経験者の やまだ ひまわりと申します。
わたしのブログでは、望まぬ現実(不妊・流産…)に直面したときに、いかに心おだやかに過ごすかを実体験をもとに書いています。
「引き寄せの法則」で赤ちゃんを引き寄せられるの?
今回の記事では、このことについてわたし個人の体験をまとめてみました。
「引き寄せの法則」とは?
国内外問わず、いろいろな引き寄せ本が出版されていますが、わたしが「引き寄せの法則」に興味を持ったのは、作家・奥平亜美衣さんのブログがきっかけでした。
最近の記事は、突然読むととっつきにくいかもしれませんが、初期の記事では「引き寄せの法則」とはどういうことなのか、とても分かりやすくつづられています。
「人生は思い通り」ということが、言われてみればその通りすぎて、わたしは目からウロコが落ちるほど驚きました。
そして買ってみたのがこの本でした。
奥平亜美衣「引き寄せの法則」CDブック (あなたも家族も幸せになる!)
わたしはほかの方の引き寄せ本を読んだことがないので比較はできないのですが、奥平さんの本はとてもわかりやすい。自分と同世代ということもあり、共感できるポイントが多かったのです。
さて、話を戻して「引き寄せの法則」とはなにか?ですが、
「引き寄せの法則」とは、心で思っていることが自然と引き寄せられるという法則。
自分のまわりにあるもの、起こる出来事は、すべて自分自身が引き寄せたものという法則。
スピリチュアルな一面もありつつ、脳科学的に解説できる一面もあり、
わたしはどちらにも興味があるので「なるほどな」といまも参考にしながら生活しています。
「引き寄せの法則」の実践
わたしが「引き寄せの法則」を知ったのは、3回目の流産の後、不育症の治療をはじめた頃でした。
「なぜ、こんなにも流産を繰り返してしまうのか…」と悩んでいたので、「赤ちゃんを引き寄せたい…!」とすがるような気持ちでした。そんなに上手いこといくの??という疑問も当然ありながら。
そして、引き寄せの法則の基本、「いまより少しだけいい気分を選択する」という行動を続けてみました。
「引き寄せの法則」を知ってよかったこと
妊活中、不妊治療中は、何かと気持ちの浮き沈みが激しいです。毎回の結果に一喜一憂しますし。
そこに流産が重なると、ショックも悲しみも大きく、落ち込む日々が続きます。
正直、そんな状態のときにいい気分でいようなんて、なかなか難しかったです。
でも同時に、「いまの自分の状態のなかで、少しだけでもいい部分を見つける」というのは、ハードルが低いことでもありました。ちゃんと生理が来たんだから次回もトライできるとか、流産はしたけど、自分の体には異常はないとか。
地味な思考転換の連続ですが、地道にそれを続けていくことで、辛いなかでも希望を失わずにいられたようにも思います。
「引き寄せの法則」で赤ちゃんは引き寄せられる?
結果だけ報告すると、わたしは「引き寄せの法則」を知った3年後、赤ちゃんに恵まれました。
でも、「引き寄せの法則」が、願いを何でも叶えてくれる魔法のランプみたいな存在かというと、それは違いました。
「引き寄せの法則」を知り、自分なりに理解して実践してみて気付いたのは、自分を幸せにするのは「いまの自分」なんだ、ということです。
未来の自分の幸せ(=赤ちゃん)だけを追いかけても、幸せはなかなか近くにやってこない。
そして、もうひとつ。
「引き寄せの法則」の真意を理解しようとすればするほど、願望そのものがどうでもよくなってくる。
(引き寄せの究極は、そういうことなのかな?)
結局のところ、わたしは「引き寄せの法則」で赤ちゃんを引き寄せられたのかどうか、自分でも分かっていません(ゴメンナサイ)。
分かっているのは、引き寄せの法則で知った思考の整え方、自分を幸せにする方法を実践することで、
1.「赤ちゃんがほしい」という望みに対して、希望を持ちつづけることができた。
2.諦めることも考えたけど、諦めた自分のなかにも幸せを見つけることができた。
このふたつです。
メンタル面が不妊治療の結果に影響を与えるのだとしたら、引き寄せの法則は、妊娠にプラスに働いたといえるかもしれません。
引き寄せと仏教とマインドフルネスにある共通点
引き寄せの法則、般若心経、マインドフルネス、ビジネス本にある成功の秘訣。
宗教、自己啓発、メンタルケアなどいろいろありますが、これらの間には、一見、何の関連のないものに思えますが、すべてに共通点があります。
それは、すべての人には、例外なく「いま」しかないということ。
わたしたちは「いま、この瞬間」にしか力を発揮できません。
それなのに、過去を悔やみ、未来を憂いでいる。
「いまここ」にない不安で心をいっぱいにしている。
わたし達が、いかに「いま」を生きていないかということが、自分を振り返るとよく分かります。
「いま」のなかに幸せな部分を見つけて、「いま」をいかに気分よく過ごすか…。
「いま」を生きられるようになると、心の中は随分とスッキリして、楽になります(わたしの経験では)。
つい、妊娠できる未来があれば幸せで、妊娠できない未来では不幸と考えてしまいがちです。
でも「妊娠」と「幸せ」をイコールでガチガチに縛り付けないこと。
「赤ちゃんがほしい」「赤ちゃんに恵まれたらいいな」という願望を持ちつつも、幸せは、自分の「いま、ここ」「目の前」から見つけて感じることができたらいいですよね。一朝一夕には身に付かない心境ですけど。
「引き寄せの法則」から、少し話がそれてしまいましたが、わたしが「引き寄せの法則」を知り、不妊治療を経て気付いたことは、こういうことでした。
こんなふうに思考を整えていることで、確実にいまの自分よりも、もっと幸せな自分を引き寄せてくれると思います。
コメント